ストレスの原因は何?
「イライラする。」「常に何かにいらついている。」「何をしても気が晴れない。」
そんな状態の方はいらっしゃいませんか?満員電車に乗っているとき、テストの結果が悪かったとき、友人とけんかをしたとき・・・。私達は様々な場面でストレスを感じる生き物なのです。
ストレスが指す2つの意味
ストレスというモノを感じてしまうと、我々の身体は「胃腸の荒れ」に代表される様な共通した症状をもたらします。
この症状を引き起こす精神的および物理的刺激を「ストレッサー」と名付けられています。
「ストレス」という名前の対象は2つある。
- ストレッサー
- ストレス
前者は、気持ちを興奮状態に導く精神的や物理的な刺激物である。
後者は、そのストレッサーによって感じる「対象」興奮材料の象徴をさす。
ストレスの感じ方
「あの人はストレスを感じなさそうな子だ。」「あの人は直ぐイライラしている。」この様に、人によってストレスの感じ方が異なってくることも、ストレスの特徴の1つです。
この違いには脳のある部分に依存しているのです。
扁桃体とは、いわば脅威を検出する装置であると言えます。ここの反応の早さ(過敏さ)こそがストレスへの敏感さを表しています。
ほぼ無意識的に左右されてしまう部分なので、時間を掛けて改善していく必要があります。
また、様々な事が起きる我々の生きる社会において、ストレスの感じる諸問題とそれぞれのストレスの強さは以下のようになると考えられています。
ここから感じ取れることは人それぞれだと思います。しかし、いくつか共通して言える事もありそうですね。
「人」との関わりが大きな要因となりがちである。
自分一人の問題は、そこまで大きなストレスを感じない。
けがや病気などは、一見自分一人のことのように思われがちである。
しかし、対相手という環境が存在するからこそ、様々な心配事が浮かびストレスとして存在してしまうのでしょう。
ストレスを生む”6つの思考”
決め込み&思い込み
当ページの一番最初にもありました、「あの人は~だな」といった勝手な決めつけが、大きなストレスの原因と成っているのです。
「彼氏とのデートで楽しいから」「街で偶然友人に会ったから」などなど答えが無い限りいくらでも想像が付くモノです。
決め込みや思い込みもこれと同じです。根拠が不十分な状態なのに、相手の頭の中が全て分かったかのように推測し勝手にストレッサーを生み出しているのです。
自分の考えを疑わず、相手の意見を全く受け入れなくなってしまうような思考は大きなストレスの原因です。
2者択一思考
今ある情報が例え限られたモノであったとしても、その状況下で白黒はっきりさせることは、大きな負担となります。
これが何択であったとしても同じです。答えを出さなくてはいけないという焦燥感、間違ってしまったときの後悔など、この思考から来るストレスは計り知れません。
限られた情報で物事を決定してしまう思考は、大きなストレスの原因になる。
自己否定
人間は過去のこと悔やむだけで計り知れないストレスを感じます。「あのときもっと○○しとけば良かった・・・」という事を考えてしまう思考もストレスの原因の1つです。
あらゆる物事に対して、自分に引け目を感じてしまう方は心優しい方に多い傾向があります。しっかりと自分を見つめ直すことができればそれで良い。後ろ向き思考は害を及ぼします。
あらゆる事象に対して自分に責任を感じてしまう思考はストレスの原因です。
べきだ!思考
日々の生活で頻繁にストレスを感じられる方はこの思考の持ち主である場合が多いです。
この様な経験はありませんか?
これらは、自分の考えと現在の状況のミスマッチによって起こるストレスなのです。非常に大きな力を持っているため、今すぐに改善していく必要があります。
「○○しておくべきだった。」「○○しておくべきなのに。」といった思考は非常に大きなストレスを呼ぶ。
未来の心配
ストレスを感じやすい人の特徴として、まだ起こっても無い事への不安を抱いてしまうという点があります。
もし試験に落ちたらどうしよう、もし怒られたらどうしよう、といった不安が、大きなストレスを呼び起こすのです。
この様な思考では、心配ばかりが先行して上手くいくモノも上手くいかなくなってしまいがちになるのです。思考は現実化してしまうのです。これを肝に銘じましょう。
→同原理で夢も叶うのです。【思考は現実化する】の解説はこちらから。是非見てみて下さい。
あなたが未来に向けて出来ることが1つだけです。必ず上手くいくと自分を信じてあげることです。信じる心が不安に打ち勝ったとき、初めてその思考は現実化するのです。
将来に悲観的な思考を抱いてしまうと、負の連鎖によって心配やストレスを次々に生み出してしまう。
無駄な深読み
コミュニケーションの場において、相手が感じている事をいち早く察知するということは必要不可欠なノ力です。
しかし、その深読みが過ぎるあまりに、「相手は自分に対して悪く思っているんだ」というようなネガティブな思考になってしまうと、ストレスの原因となってしまいます。
相手が思ってもない事を抱きストレスを感じることは本当に不必要です。あなたもそう感じているではないでしょうか。
★「相手は私に好意を抱いている」と勝手に思えば良いのです。そしたら自ずと相手のことを大切にするようになります。そうすれば、自然と良好なコミュニケーションを取ることが出来るのです。
変に深読みしてしまう思考は、いらないストレスを生み出す原因となる。
まとめ
いかがだったでしょうか。このめまぐるしく変わりゆく社会を生きていく中で、ストレスは付きもののように感じます。
しかし、よく考えてみて下さい。周りの環境から十分ストレスを受けてしまう我々人間なのですから、自分自身だけは自分を甘く見てあげてはいかがでしょうか。
過度の期待や過度の追い込みは、自身のやる気を出すという役割を超え、ストレスで精神的に追い込んでしまうのです。
正しく甘やかし、少しでもストレスを抱えない人間になっていきましょう。そんな方の未来はきっと明るいですよ!
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