脇役感が強い”梅干し”

「酸っぱい」「おにぎりの具材」「種が硬い」等々人それぞれ様々な印象をお持ちのことでしょう。梅と言えば主役というよりは脇役という印象の方が強いかも知れません。1度に沢山食べるというよりはご飯の「お供」と言われるほどに、”ポツン”と置かれているという印象が強いですよね。
しかしこのページを訪れたあなたは今日から、毎日のように梅干しを食べてしまうかも知れません。脇役にするには惜しいほどの様々な効果を秘めているのです。
そう思えるような、知っておくべき梅干しの凄さをご紹介して参ります。それでは見ていきましょう。
実は主役級”梅”が持つ多くの効果
ダイエット効果
まずは梅干しに豊富に含まれている【クエン酸】の効果です。あの酸っぱい成分ですね。あの酸っぱさの元であるクエン酸のおかげでエネルギーの変換が滞りなく進んでいきます。その為余分な脂肪を創らないのです。さらに、血糖値の上昇も防いでくれるため、食後の眠気なども少なくなります。
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脂肪を燃焼する
梅干しの中には、脂肪を燃焼する期待をもてる【バニリン】という成分が含まれています。女性201人を対象とした疫学調査の結果、梅干しを食べている人は食べていない人に比べてBMI値が低いという相対的な結果が得られました。これにより、脂肪細胞に刺激を与える働きを確認し、その働きを興す成分の1つが【バニリン】であるというわけです。
インフルエンザを予防する
和歌山県立医科大学が2010年に解明した1つの成果として、梅からインフルエンザウイルスの増殖を抑制する働きを持つ化合物を発見しました。今後様々な分野へ応用していくということです。これにより、梅には抗インフルエンザ作用を期待できます。
体内の酸化を防いでくれる
「体内の酸化は老化を促進する。」ということは今や周知の事実かも知れません。梅には抗酸化物質が多く含まれています。その中の代表的な成分として【梅リグナン】というモノが挙げられます。この成分には、抗酸化作用の他に、抗癌作用や抗菌作用を持っています。
ストレスを緩和してくれる
梅には【クロロゲン酸】という成分が含まれています。このクロロゲン酸はACTHの分泌を抑制する働きを持っています。ストレスにより生じる過度なACTHは腸の働きに障害をもたらすなど様々な弊害を持っています。その分泌を抑えることにより、ストレスを緩和してくれる働きを持ちます。
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カルシウムや鉄の吸収促進
カルシウムは吸収効率が悪く、あまり体内で吸収されません。しかし、梅干には先述したとおり【有機酸】が含まれています、有機酸には、吸収率の低いカルシウムや鉄の吸収を促進し、骨から持ち出されるのを防ぐ働きがあります。よって、体内のカルシウムや鉄の吸収効率が向上するのです。
肝機能の強化
梅干には【ピルビン酸】という成分があります。ピルビン酸は生体内において炭水化物や脂肪酸、アミノ酸の分解などを担っています。そのピルビン酸が豊富に含まれていることで肝機能の強化に有効といわれています。
血液をサラサラにする
梅干に含まれる【クエン酸】が、酸性に偏ったドロドロな血液を中和してくれることにより、血液がサラサラになります。梅干にはクエン酸が豊富に含まれているため、即効性も期待できるのです。
便秘の解消や下痢予防
ストレスを緩和してくれるという点でもご紹介いたしましたが、梅にはACTHを抑制する作用を持ちます。それによりストレスによる腹痛抑制、及び腸内環境を健康に保ってくれる働きを持ちます。それに加え、梅干しに含まれる【有機酸】には悪玉菌を抑える作用があります。
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まとめ
梅干しの効果は今回ご紹介した以外にも様々な効果を持っています。1日1粒でも十分な効果を得ることが出来ます。普段の食事にプラスして、是非健康ライフを送っていって下さい。
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