第8章
Thank you for reading this post, don't forget to subscribe!速やかな決断力
この章の大きなキーワードは【決断力】でしょう。
これは失敗の大きな原因であるとさえ述べられています。
「決断を下すのなんてリーダーだけでしょ。」
そんな事思っていませんか?
- レストランに行ったとき
- コンビニで商品を選ぶとき
- 何かの選択を迫られた時
色々なシーンがあると思います。
そんな時に、迷わず直ぐに決断できていますか?
些細なことかも知れませんが、その様な選択のスピードもビジネスや人生において非常に重要なのです。
本書で述べられている結論から述べていきましょう。
億万長者など問題にもならないほどの巨額の富を築いたウルトラリッチの何百人かの人々を分析して明らかになったことは、彼ら全員が例外なく素早い判断力の持ち主であったと言うことである。
また半面、一度下した決定を変更しなければならないときは慎重に時間を掛けて新たな決断をしている事も分かった。
それに反して、富を築く事に失敗した人々は、例外なく決断を下すのが非常に遅く、また一度下した決定を変更しなければならないときはとても素早くしかも頻繁に行っていることであった。
かの有名なヘンリー・フォードは、この才能がピカイチに際立っていたそうです。
素早い明確な判断力と、変更する際の用心深さが彼を【頑固者】と呼ばしめた。
リーダーとしての軸が明確に存在することが、彼らのビジネスを成功させ、巨万の富を築かせたのでしょう。
この必要な【頑固さ】は、成功するために大きな意味を持つと述べられています。
決断の秘訣
私はこの章を読んで、新宿のルノ○ール(カフェのチェーン店)の光景が浮かびました。
お金持ちさんが稼いでいる理由を暴露しお金持ちになれる集団に招待してあげる。
そこでは階級があるだけでなく、他にも仲間招待してくればお金を貰える。
という面白いシステムです(笑)
その話を目をキラキラと輝かせながらポカンと聞いているのです。
もしあなたが勧誘されている一人の人間だとしましょう。
あなたには夢があり、確固たる信念があります。
【自分の人生だ】
そう腹を括れているのならば、上述した様な勧誘など見向きもせず”NO”と答えるでしょう。
逆もしかりです。
自分の人生に自分自身すら価値を見いだせていない状態で
明確な目標や夢もないようでは他者の言いなりになってしまう未来が見えるでしょう。
つまり、他人の意見に心揺らぐようであれば、あなたの信念はまだ定まっていないと言うことです。
しっかりとした自己を持つ。
これが決断の大きな秘訣です。
多くの人々が失敗してしまったのは、善人ではあるが無知な人達によって自身を喪失させられたからである。
これには心当たりがある方も多いのではないでしょうか?
- 大企業が良いぞ
- 公務員は安定よ
- そのままで良いんじゃない~?
- ”今”じゃなくて卒業してから挑戦すれば~?
誰とは言いませんが、こんな感じの事を言う方を皆様も知っているはずです。
言い方は悪いですが、才能の芽を潰す悪魔のように感じます。
【善人であるが無知】
これが何よりも怖いです。
言われた側としては
「自分の為を思って言ってくれているのなら・・・」
なんて思考回路になってしまい、選択を誤りがちだからです。
吸収し決断する
だからといって、自分以外から発せられる全ての情報をシャットダウンしてしまうのは良くない。
未完成なままで成長しなくなってしまうからです。
より賢明な選択をすべき必要があります。
賢明な選択とは、あなたが必要な情報、いるべき情報といらない情報の取捨選択をしていくことです。
真に賢明な人は、その慎み深さと沈黙で目立つものである。
大切な情報だけを抱え、そして無駄に情報をばらまかないのです。
あなたを妬んでいる人は、求めている情報を上手く使い陥れることを考えるからです。
常に自問自答をし、自身の大切な判断で、正しい決断をしていきましょう。
決断を妨げる要因
優柔不断は、幼年時代から習慣づけられたもの
そう述べられています。
つまり多くは、幼年時代から自分の意見というものをもたず、親や友人に合わせて生きるのです。
それらが、様々な障害を作り決断を妨げるのです。
- 感情の喪失
- 無関心
- 低い自尊心
- 絶望と抑鬱
- 現実離れしたセルフイメージ
- 他人への依存
- 虚栄心
- 完全主義
- 「もし失敗したら」という考え、縮こまる
- 自分に対して過剰な要求をすること
- 何を選択したら良いか分からない
- 時間が無い。と常に考えてしまう
- 判断力が低下していること
- 精神統一が出来ないこと
これらが決断をする際に障害となり得る項目だそうです。
無関心や低い自尊心などは分かりやすいですよね。
しかし、5、10、14当たりは少し分かりずらいので、これらを解説していきましょう。
”決断”の障害5:現実離れしたセルフイメージ
これは、分かりやすく言えば【自分を知らない】ということです。
現実から離れた高すぎるセルフイメージを持っていると
いざ“本当の自分”を知ったときに自分自身が貧弱に見えてくるのです。
これにより、判断力が鈍り誤断を犯してしまうということです。
”決断”の障害10:自分に対して過剰な要求をする
過剰な要求は、叶えられないことが多い為頻繁に自分への非難を招きます。
本書では、自己非難をし続けると正しい判断ができなくなると述べられている。
高い理想を抱くことは大切なことです。
しかし、そのベクトルを間違えてはいけません。
プロ野球選手を目指す人がサッカーの練習をし続けただけでプロになる事はほぼ不可能でしょう。
しかし、なんだかなれる気がするというだけで努力の方向を間違えてはいけません。
”決断”の障害14:精神統一が出来ないこと
精神統一が出来ていないことと決断力には深い関係があります。
根本的に【集中力・注意力】が散漫になっているときがこの状態を指すのですが
その様な状態では、あちらこちらに意識がもって行かれますので、正しい判断をする事が出来ません。
まずは心を落ち着かせましょう。
まとめ
- 決断力の欠如が失敗の最大の原因。
- 優しいが無知な他人に惑わされてはいけない。
- 自分の確固たる意志を持つ。
- 成功者は例外なく素早い判断力の持ち主である。
- 一度決めた事を変更するかどうか決めるときに長い時間を要する。
- 決断には障害となる項目がある。
第8章は【決断力】がキーワードでした。
この力は、日常生活の中でも培うことが出来る力です。
商品を選ぶ際や、レストランなど選択をするときは自分の直感を頼りに即決してみましょう。
私も直ぐに店員さんを呼びインスピレーションで選ぶようにしてます。
それが実際に何らかの効果をもたらすことは無いかも知れませんが
少なくとも遅い人よりは時間を有効活用できており、無駄な時間を省くという意味では大きな成果かも知れません
小さな事の積み重ねで思考は現実化していくのでしょうね。
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