”大学”第3年次編入とは
大学編入学を分かりやすく言えば”移籍”と捉えることが出来るでしょう。
今回は、実際に地方の無名私立大学から、国立大学へ編入を成し遂げた私が、第3年次編入学について分かりやすくご紹介いたします。
編入に関しては、様々な意見が飛び交っているのが事実です。有益な情報を除き、ノイズはキャンセルしなければなりません。
↓編入を経験した私の意見を記します↓
↓まずはこちらだけ理解しておいて下さい↓
それでは、見ていきましょう。
第3年次編入ってどんな感じ?
まずは、第3年次編入を受ける学生(以下編入受験生とする)の生活について、タイムラインを用いてご説明いたしましょう。
スケジュール
- 1年目4月私立A大学:入学
編入を目指す場合、入学後まもなく志望校を決める必要があります。
- 2年目4~11月編入受験期
編入試験はほとんど2年生の4月から12月にあります。
- 2年目3月A大学:退学
- 3年目4月国立D大学:入学
新たな地で、学年は留まらずに編入生活スタートです。
- 4年目3月D大学:卒業
入学から卒業まで4年間です。
編入受験生の生活はこの様な風に学生生活を送っていくことになります。
ここで、一般的な大学生と編入を志す学生の、大学1年目の生活の違いをご紹介いたします。(*あくまで個人の意見です)
項目 | 一般学生 | 編入受験生 |
---|---|---|
勉強時間 | テスト期間だけ~常に勉強 | 常に勉強 |
勉強内容 | テスト範囲だけ~専門的知識 | 専門的知識必須 |
飲み会頻度 | 多い | 多くて月1程度 |
サークル活動 | 多い | 月に数回程度 |
これは私の感じ方ベースでは在りますが、ほぼこの通りでしょう。
どにかく、編入受験生が生活を送る上で、以下の事を強く心に留めて頂きたいのです。
編入を志すのであれば、生半可な気持ちでは駄目。
大学1年生の皆が飲み会やサークルで楽しんでいるときも、黙々勉強をしていく必要があります。
ということです。
私がその時の友人に言われた言葉です。その当時は明確な返事が出来ず、笑顔で流していまいました。
しかし、編入を終えた今では胸を張って”YES”と応えることが出来ます。
皆様もきっとその様に感じられる事と思います。今回は、編入学試験を滞りなく進めていけるように、情報収集の仕方や、勉強面以外での対策を経験者の私がご紹介していきたいと思います。
編入学試験の情報
まず前提として、以下の事を理解しておく必要があります。
編入の予備校なるモノが、都市部にはポツポツと存在しますが、いくつもの問題点があります。
このような問題点があることからも、あまりオススメできるモノではありません。
実際に、編入予備校に通うだけで300,000円~500,000円は優にかかってしまいます。
ではどこで情報をつかむべきなのでしょうか。これには様々な収集法があると思います。
志望校の情報収集
私は、とにかく行動し続けて自分の力で情報収集をし続けました。
これだけはやっておいて良かった!と強く感じたことをご紹介していきます。
*実際に、採用を受験時面接をして下さった教授とお話を重ねていく上で、「こんなことが合格の決め手に!?」というような重要な材料もありますので、是非参考にしてみてください。
編入に必要な準備
綿密な下調べ
これは、言うまでもありません。志望する大学を調べて目指すという行為は必要不可欠です。
・大学名や偏差値が良いから
・行けるからそこに行く
といった簡単な理由では、口頭試問の際やモチベーション等、後々躓いてしまうので、できるだけ深くまで調べておきましょう。
- 学部の理念や興味のある授業
- 行きたいゼミや研究室
- その研究内容
- 教授や学部長、学長について
これらの項目は、最低でも把握しておきましょう。
大学・教授への訪問
大学訪問
大学への訪問は、試験会場の把握、最寄り駅からそこに行くまでの所要時間などを掴んでおくために必要です。
以下のような質問を、とある大学で実際に質問されました。
①は、遅刻や欠席をする可能性
②は、大学に来て下見したか否か
ということを探ってきているのだと考えられます。
この様な質問をされてもあたふたしないように、大学への訪問を忘れることのないようにしましょう。
そして、もし可能であれば、教授への訪問もしておければなお良いです。
教授訪問
これをしている学生はそんなに多くないと思いますが、できるだけしておくことをオススメします。
もちろん、都合によって不可能な教授もいらっしゃいますので、臨機応変に対応しましょう。
私はこの様な意図を含ませ、教授訪問を行いました。
- 1志望校を絞る
- 2志望する研究室を絞る
- 3教授にアポを取る
- 4手土産を持って訪れる
- 5事後挨拶
ほとんどの場合大学のHPに教授のメールアドレスは掲載されています。
編入に対する意欲、それに向けて○○大学○○学部○○学科の○○(研究意図や今後の展開など)についてもっと詳しく知りたい。
メールに忘れず記載すること
という旨を具体的かつ丁寧に伝えましょう。
(*私用に付き合っていただくわけですから、礼儀正しく最低限可能な範囲でかまわないと言うことを伝えましょう。万が一断られてしまったら直ぐに引きましょう←無理矢理は印象が最低になってしまうため控えましょう。)
もし教授訪問をするのであればこれらは忘れてはいけません。
㊙教授訪問:事後談①
編入後、実際に教授にこの行為の必要性について訪ねてみました。
「一度会って話すことで、やる気や人柄を把握でき、訪問してきた学生も少なかったため非常に印象に残っている」
とおっしゃっていただけました。
㊙教授訪問:事後談②
編入生は多くの場合、前大学で取得した単位数を削られ、MAXで60単位(3年次編入の場合)になってしまいます。
*編入について詳しく知りたい方はこちらから。
しかし、教授陣の会議で行われる、単位合わせの段階で、様々な面を考慮させ融通される事があります。(*もちろん例外があります)
是非行ってみて下さい。
過去問の入手
大学訪問を行った際に、必ずやっておくべき事があります。
それは・・・
編入学試験の過去問は、大学のHPから入手できるパターンもありますが入手できる年数が少なかったり、大学によっては公開していないところも少なくありません。
100%の確立で手に入れる方法は、実際に大学に出向く他在りません。
「編入予備校には過去問がおいてあるしスペースも確保できるから、絶対通おう!!」
と言いたいところなのですが、先述したとおり、様々な問題点が存在することも事実です。
- 大学訪問
- 教授訪問
- 過去問入手
自らの足で出向くだけで様々なことができるので、ぜひ参考にして下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか。
編入において必要なことは、勉強だけではありません。勉強以外の部分も長けていなくては駄目なのです。
自分が採用担当者の気持ちになればなんだか分かりますよね。
本当に編入したいのか、どこまでの熱意がそこにあるのか。それらを知るために、様々な行動を起こす必要があるのです。
編入を考えている方は是非行ってみてください。
*大学受験から一発逆転方法はこちらから
*第3年次編入学の全てはこちらから
編入学における一連の努力や経験が、今までネガティブな印象をもたらしたと感じたことは、1度もありません。